就職のため実家を出て一人暮らしをする予定のあなた。
初めての一人暮らしは楽しみな反面、分からないこともたくさんありますよね。
物件を探すときも、「聞いたことはあるけど詳しくは知らない」言葉によく遭遇すると思います。
今回は、マンションとアパートの違いと、一人暮らしにはどちらがおすすめかをご紹介します。
一人暮らし マンションとアパートの違いとは?
まずはじめに、マンションとアパートの違いについてご説明します。
一般的には、「マンション=鉄筋で家賃が高い」「アパート=木造で家賃が安い」というイメージを持たれていると思います。
実は、法律的には明確な規定はなく、どちらも「集合住宅」という言葉にまとめられています。
このため、不動産情報で「○○マンション」と書かれていても木造だったりして、あなたが想像していた物件と違う可能性もあるのです。
一般的なマンションとアパートの特徴は以下の通りです。
マンション
・鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)、鉄筋コンクリート造(RC)、鉄骨造(ALC)
・階数に制限がない
・強度が高く、地震や火災に強い
・高級感がある
・大家さんではなく、管理会社が管理している
・防犯カメラやオートロック等のセキュリティが充実
・家賃が高い
アパート
・木造、プレハブ造、軽量鉄骨造
・2階建てが多い
・大家さんが同じ建物または近所に住んでいて管理している
・家賃が低い
続いて、それぞれの機能について見てみましょう。
<1>防音
鉄筋の方が遮音性が高いため、マンションの方が優れています。ただし、稀に家賃が低いマンションには壁が薄い物件もあるので注意が必要です。
私が住んでいたのはマンションでしたが、隣の家の音はほとんど聞こえませんでした。
<2>広さ
部屋の広さを表す畳数は、建物の壁も含んだサイズです。このため、同じ6畳でも壁の厚いマンションでは狭く、壁の薄いアパートでは広く感じられることがあります。
<3>気密性
鉄筋で建てられているマンションの方が気密性は高く、エアコンの効きが良いです。
朝起きてから暖房をつけて、家を出るときに切っても、夕方帰ったらまだ部屋がほわっと暖かいぐらいでした。その反面、空気が滞りやすいため、押入れや風呂場等にカビが発生しやすいです。
また、冬には結露でびしょびしょになって困りました。
一人暮らしはマンションとアパート どっちがいい?
何かとお金がかかってしまう一人暮らし。家賃はできるだけ低く抑えたいですが、女性の一人暮らしにはマンションがおすすめです。
マンションの最大の魅力は、防音できることです。
壁が薄いと、足音やお風呂・トイレに行く音だけでなく、電話の話声などの聞かれたくない音まで隣人に聞かれてしまう可能性があります。
女性の一人暮らしを悟られるとトラブルに巻き込まれる危険があるため、できるだけ部屋の外へ漏れてしまう生活音は少ない方が良いです。
壁が厚いと、友だちや家族を呼ぶときでも気兼ねせずにすみます。
さらに、マンションには防犯カメラやオートロック、カメラ付きインターホン等の設備が充実している物件が多いのでより安心できますね。
防犯についてはこちらも参考に。
>>女性の一人暮らしでのカーテンの選び方!防犯を意識するなら何色がベスト?
>>女性の一人暮らし 引越し時の挨拶はするべき?防犯対策やグッズも知っておこう
まとめ
いかがでしたか?
物件を選ぶときは、表記されている「マンション」「アパート」という文字だけで決めるのではなく、木造か鉄筋かという「構造」をチェックしましょう。
先ほども書きましたが、私が住んでいたマンションは家賃は少し高かったですが、本当に静かで快適でした。
生活音を気にする必要がなかったので、夜間に洗濯機を回したり、夜中にテレビを見るときや電話をするときも気兼ねしませんでした。
結露や押入れのカビ臭さには少し困りましたが、一時的なものなので我慢できました。
家賃が少し高くなってしまっても、やはり女性の一人暮らしには鉄筋のマンションがおすすめです。
防犯だけでなく、地震などの災害にも強いと分かれば、自分自身も、実家の家族も安心することができますよ。