今まで実家暮らしをしていたけれど、初めて一人暮らしをすることに♪楽しみなことも多いですが、知らないことがまだまだ沢山で不安もありますよね。
実際不動産に行って、物件を見ているとこんな文字を目にすることも。
「敷金と礼金がゼロの物件がある!どういうこと?必ず必要な費用だと思っていたけれど・・・」
今日はそんな敷金と礼金がゼロというナゾ物件について、どんなカラクリなのか、理由をお伝えしていきますね♪
敷金と礼金がゼロな理由とは
まず、敷金礼金についてはこちらの記事も合わせてご覧くださいね。
>>賃貸の敷金 礼金 仲介手数料の違い。いつ払うの?タイミングを知りたい!
敷金と礼金、それぞれ意味合いが全く異なることを理解してください。
「うーん、敷金と礼金がゼロって、私たち借りる側にはとってもメリットだけど、大家さんにはデメリットだらけじゃない?どうしてそれでやっていけるの?」
いえいえ、大家さんにとってもメリットは大いにあるんですよ^^一つ一つ見ていきましょう。
礼金がゼロの理由
まず、大家さんがアパートやマンションを運営・管理していく上で大切なのは「空室を作らない」こと、なんですね。
誰も住んでいない部屋があるということは、月々の家賃を得ることができない=収入がない、ということになります。
数か月、空室状態が続くより、少しでも入居者の初期費用を減らしてあげて、入居者を確保したい!そんな考えから、「礼金ゼロ」という物件が出てきたんですね^^
確かに「礼金がゼロ!」というのは、私たち入居者にとってかなりのメリットですし、魅力的な物件ですよね。初期費用が少しでも浮くならこれに越したことはありません。
また、礼金がゼロになる物件は、他のパターンもあります。・・・そう!UR賃貸と呼ばれるものです。
このUR賃貸というのは、旧公団とも呼ばれます。公的融資を利用することによってアパートやマンションを建てた物件のことを指します。
公的融資を利用して建てた物件に関しては、礼金は受け取ってはいけない、という決まりがあります。ですので、UR賃貸は礼金ゼロ!というメリットを堂々と公表しているんですね^^
ちなみに、UR賃貸は礼金だけでなく保証人もいりませんし、仲介手数料、更新料も必要ありません。今でも人気がある物件が多いのはこういった理由があるからです。
さて、ここまで礼金がゼロ!の物件についてお話してきましたが、次は「敷金ゼロ」について。
敷金がゼロの理由
もともと、敷金とは「保証金のようなもの」
家賃が未払いになってしまったり、退去時に部屋が汚れている部分がある・部屋の一部が壊されてしまっている部分がある場合の修繕費に充てられます。
この敷金がゼロ、ということは、この「保証金のようなもの」がなくなってしまうということ。
「私たち入居者にとってはメリットでしかないけれど、大家さんにとってはデメリットじゃない?」
そう、ここに敷金ゼロのカラクリがあるんですね。
敷金がゼロでもハウスクリーニング代・修理費として請求される場合もある
敷金という賃貸ならではのわかりにくい表現ではなく、「ハウスクリーニング代」そして「修理費」として最初からわかりやすく契約書に書かれている場合があります。
敷金ゼロ物件を検討しているそこのアナタ!ぜひ契約時に以下のことについて確認してみてくださいね。
- 入居時にクリーニング代や修理費を先に払う必要はあるのか?
- 入居時に払う必要がある場合 退去時には払わなくていいのか?
- 入居中、追加で請求されることはあるのか?どんなトラブルが考えられるか?
敷金礼金がゼロ物件 私たち入居者にとってメリットデメリットまとめ
メリット
・初期費用をぐーんと抑えることができる。
デメリット
・賃金相場が高め設定の場合がある。
・住む期間が短いと、違約金を取られる場合がある。
・ハウスクリーニング代、また修理費として別に請求されることもある。契約書はしっかり目を通すように!
・どうしても入居者の質が落ちる傾向があるので、セキュリティや治安を気にする場合は「敷金礼金物件でも保証人が必要」な物件をチョイスしたり、入居の際の審査はどうなっているのか?を事前に確認するのがおすすめ。
まとめ
敷金・礼金がゼロのカラクリ、わかっていただけたでしょうか?^^
この仕組みを理解した上で、色んな物件を見てみましょうね。自分に合った素敵な物件が見つかりますように!応援しています!