マンションを購入するに当たって、事前に見たり調べたりしてわかることと、住んでみないとわからないことがありますよね。
実際に住んでみないとわからない重要なものが、騒音問題ではないでしょうか。
内覧時には静かに思われても、実際に引越しして生活が始まったら、周りの部屋からの思わぬ騒音が聞こえてきてしまった。また、自分が下の階に迷惑をかけていないか、気になっても確かめようがないので、悩んでしまう。そんな方も多いのではないでしょうか。
ここでは私の体験を交えてマンションの騒音についてお話ししてみたいと思います。
マンションの騒音って気になる気にならない?私の体験談
騒音は生活している以上、程度の差はあっても絶対に起きてしまいます。ですので、こちらでは時間帯(早朝や夜間)、意図的な大音量(テレビや音楽、話し声、高いところからの飛び降りなど)について取り上げたいと思います。
今、私は5人家族で500戸超の大規模マンションに住んでいます。今まで、足音や音楽の類の騒音が気になったことはほとんどありません。住宅街なので人の生活音以外の音、例えば車や電車の音などはあまり聞こえません。
ただ、私の家の場合は自分も家族もあまり細かいことを気にしない、敏感でないタイプの人間です。
今まで修繕工事があった時など、うるさいと感じた住人もいるそうですが、私は工事やっているなと思うだけで全然気になりませんでした。
ですからそういった性格による部分も大きいと思います。ささいな物音が気になってしまう敏感な方は、共同住宅は難しい面があるかもしれませんね。
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私の場合は、足音が床を通じて響くことより、窓を開けている時にご近所の話し声が聞こえるほうが気になります。お互いに窓を開けている時に窓近くで大きな声で話すと聞こえてしまいます。
一時期、お隣の家の親子ゲンカが激しかったことがあり、夏の暑い時期によく聞こえてしまいました。聞こえてますよ、とも言いづらいですし、暑いので窓は開けたいのですが困ったという経験があります。
でもそれで自分の声やテレビの音量には気をつけようという気になりました。窓を閉めていれば、壁を通じて話し声は聞こえたことはありません。つい大声を出してしまうような時は、ちょっと冷静になって窓を閉めるのも、共同住宅でのマナーかと思います。本当は、ケンカをしないのが一番良いのですが。
床や壁を通じた騒音は、測るのが難しいですが、建材や耐震構造を確認することである程度推測できます。
私の住むマンションは、床の構造が「直床」という、直貼りになっているタイプです。これに対し二重になっている二重床という工法があります。これについてはどちらが遮音や防震にすぐれているか、さまざまな説があり、断言できません。
直床のほうがコストが低い工法なので、単にコストを抑える理由で直床にしている物件や、二重床でも元々の床を支えているコンクリート部分が薄い物件の場合は、いずれも遮音性が劣るといえます。
ここについては詳しい数字が間取りに明記されますので、販売会社によく確認し、他物件とも比較してみてください。
まとめ
最後に、共同住宅での生活音はお互い様の部分が大きいです。周囲、特に階下のお宅の家族構成や生活パターンがわかる程度の関係性を築いておくことをおすすめします。
私の家の場合は、下はお子さん2人の家で、ご両親共働きで保育園通いであることがわかっていました。
ですので、お友達が来て子供がはしゃぐような時でも、日中であればあまり神経質になる必要はないかと思っています。
ただ、夜は飛び跳ねたり大きな足音を立てたりしないよう、時間帯で注意をするようにしました。「寝ている赤ちゃんが起きてしまうから夜はやめようね」と言うと、小さい子も納得しやすいと思います。