まるでアートのように、デザインが豊富な招待状。
シンプルで洗練されたものから、うっとりするほど華やかなもの、つい乙女心が反応してしまうとびきり可愛いもの。インスタや雑誌を覗けば、素敵な招待状の写真がいっぱいで先輩たちのセンスのよさに感心してしまいます。
そんな写真に影響を受けて、家族のみを招待しての少人数ウェディングだった私たちも「せっかくだから自分たちで招待状を作ってみよう」と手作り招待状の世界に足を踏み入れることに。
でも、どこから手をつけたらよいものか。
頭を悩ませた末にたどり着いたひとつのアイデアが「ゲストにとって親切で楽しい招待状にしよう」というものでした。
実際にどんな招待状を作ったか少し具体的に書いていきます。
結婚式の招待状を手作り おすすめの作り方!世界に一つだけのオリジナルを
ゲストとはいえ、結婚式への参加ともなれば一大事!
遠方から参加してくれる家族は、旅行の段取りも必要だし、移動中の荷物だって多いはず。
結婚式への参列自体が初めての年下の兄弟たちのなかには、式に着るような服をまだ持っていない子もいました。
それぞれ仕事もあるなかで、旅行や衣装の準備が重なると負担が大きいのではと、少し心配でした。
そこで思いついたのが、この招待状を見れば「結婚式にまつわる必要な情報、ここに揃ってますよ!」ついでに、「式前後の旅行やステイも楽しんじゃってくださいな」そういうことがまとめて伝えられる、ノート型の招待状。
いってみれば結婚式マスターブックです。
少人数相手だからできたことかもしれませんが、この方法、実際に始めるとなかなか楽しい。皆さんもきっとハマると思いますよ。
まずは、ノート選びからスタート。
日頃5冊350円のダサめ大学ノートを愛用する私は、東急ハンズに足を踏みいれ、おしゃれな文具にいちいちびっくり。
ひとつひとつ手にとりはしゃいでいるときに、自分たちで製本できるサービスに出会いました。表紙のデザイン、中の台紙の色や質感、枚数、リングの種類を自分たちで選ぶと、世界に1冊だけのオリジナルノートに製本してくれるんです。
招待状作りのなかで夫が特にこだわっていたのが、「受け取った相手にとっても思い出として手元に長く残せるもの」「手にとって見ると家族で過ごした楽しい記憶が蘇ってくる、愛着が湧くようなものにしたい」という点。
そこで、音楽が好きな私たちの家族には表紙に楽譜の譜面柄を選びました。
中の台紙には、自由に記入できるようシンプルにクリームがかった白をチョイス。リングはゴールド、最後にノートを結ぶリボンには、挙式・レストラン会食でのテーマカラーと同じ色味の赤を。
それほど待つこともなく、オリジナルノートが完成しました。
かわいい!!
ここで既にテンションは上がります。
ちなみに、知ってのとおり東急ハンズやLOFTには、シールや、スタンプ、マスキングテープなどDIYにぴったりなグッズが溢れています。
店内を歩くだけでもアイデアの宝庫なので、アイデアパトロール、してみてくださいね。
ノートが完成したら次は中身です。ここは、作業を進めるうちに自然に盛り上がって凝り始めてしまうことでしょう。
インターネットでフリーフォントを検索すると、おしゃれで可愛いフォントデザインにたくさん出会います。
無料で、そして手軽にダウンロードして使用することができます。クリエーターのひとたちありがとう。
以下に参考のサイトを貼っておきますね。
>>使うだけでオシャレに魅せる!素敵なフリーフォント65個まとめ 2017年8月度 – PhotoshopVIP
こうして集めたお気に入りのフリー素材やフォントを、パワーポイントやワードに並べて(使える人はイラストレーターやフォトショップでしょうか)印刷したら、切って貼って。
その作業を繰り返しながら挙式の日程・場所・アクセス・当日メニュー・スケジュールなど1ページ1ページ作り込んでいきます。
ここで私が密かにこだわったのが、遠方から来てくれる夫家族が旅行を楽しめるような情報を盛り込むこと。ちょこっとだけよい嫁アピールしようとするあたり、あざといです(笑)
ちょうど紅葉の季節の京都だったこともあり、観光が少しでも楽になればとローカル情報を入れてみました。
混雑する京都駅、空いている&近くのコインロッカーや、駅内にあるホテルのコンシェルジュデスクの場所といった地味な情報から、ブランチにおすすめのコーヒーショップやパン屋さんといったローカルな話。そして旬の紅葉が美しいオススメの庭園。
こんな感じです。書店へ行けば素晴らしいガイドブックがあるし、インターネットでいくらでも調べられる情報ではあるのですが、面倒ですよね。
その土地生活者からの情報も楽しいかなと。
内容を書き終えたら、飾り付け。ここまで来る頃にはもう気分はアーティストです。
家族と一緒に写った写真を貼ったり、ウェディングがテーマのシールを貼ったり。好きに、華やかに、ノートをドレスアップしていきます。
最後に赤いリボンで結んで完成した全10ページの招待状。やったー!やりきったー!振り返れば、完全に自己満(笑)です。
作り上げていく過程、本当に楽しかった。いい思い出です。満足。ちなみに、受け取った家族もちゃんと喜んでくれましたよ。
結婚式から数年が経った今でも、お互いの実家の本棚にはその招待状が大切に飾られ、しっかりと存在感を放っています。
たまに、みんなで手にとっては「いい時間過ごせたね」と振り返ったりもします。目標達成ではないでしょうか。
まとめ
確かに時間はかかりましたが、作成の過程から、たくさん思い出ができた手作り招待状。
ものづくりが好き!という皆さん、内なるアーティスト魂を呼び起こして、世界にひとつだけのオリジナルな招待状、ぜひ作ってみませんか。
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